Firenze, Paris, Namacheko







"ファッション業界に身をおいて 2 年が経ち、今改めて当初の自分が建築工学に興味を持つきっかけとなった Dieter Rams や Frank Lloyd Wright、Achille Castiglioni といった数々の建築家を思い起こした時、自分が彼らになったとして一体どんな服を着て仕事をしているかを想像すると、フィレンツェの Liverano & Liverano のオーダーメイドスーツ、Enzo Bonafe の革靴に Hermès のネクタイを合わせているようなシンプルなイメージがまず
浮かびます。しかし同時に、アートと音楽を愛するもう一人の自分が、常にそこに「遊び心」を持たせようと湧いて出てくるのです。オフィスに籠もりきったような自分自身の閉塞感と、そこから溢れ出てくる「遊び心(Creative Mind)」の開放は、常に自分の中で共存しているのだと再確認しました。"



というDilanの言葉がAW19のプレスリリースには書かれています。

Godardのメンズにおいての提案、それはクラシックとハイファッションの同居。
CiccioのスーツをWales Bonnerで崩す。
HermèsのニットにNamachekoのスラックスを履きTIE YOUR TIEのセッテピエゲを締める。
なんていう自分のスタイルの押し付けなのですが、どうでしょう、このプレスリリースの内容。
LiveranoのスーツにHermèsのタイを合わせて... 

このDilanのビジョン、姿勢はもちろんAW19に限った話ではなく、ブランド創設当初からビシビシ感じていたスタイルでした。
しかも建築やインテリア、アートからの切り口でのモノ作りとくれば、それはもう説得力のあるコレクションになるに決まってます。ディテールやマテリアルに目が行きがちですが、Raf Simonsが映画・ユースカルチャーと切っても切り離せない関係であるように、Namachekoのそれも然り。そしてGodardにおいても映画・インテリアデザイン・アートとは密な関係にあり、そういった姿勢のデザイナーやアーティストとの関わり合いを非常に大切にしています。

そして当然SS19 NamachekoのコレクションでもDilanのこだわりを随所に見ることができるのです。



注目はジャケット。ブラックで1つボタン、特異なパターンも相まって非常にモードな佇まい。
しかしクラシック好きであれば"ラペル"に目が行くのではないでしょうか。
やや幅広、そしてロールの具合。このロールの美しさ、ブラウスにも言える意匠なのですが、裏側からそっとスチームを当ててあげるだけでこのフォルムが生まれます。
この写真だけでもなんだか「建築」を感じますよね。
納品時には長旅で潰れてしまいわかりません。裏からふんわりスチームを当ててあげるお店もそう無いはずです。
シルエットに関しても、ビッグメゾンの直線的なスーツとは非なるもの。
私感ではこの丸みのあるシルエット、ゴージラインの低さ、力の抜け方がまさにフィレンツェ仕立て。そうLiveranoのジャケットの雰囲気を孕んだものなのだと。







今回は非常に小さなセレクションなのですが、かなり厳選しており提案したいものがハッキリお分かり頂けるかと思います。
GodardのコアとなるTIE YOUR TIEやLiverano、ferragamoやGucciのシューズといったフィレンツェ勢。そしてParisを感じられるHermèsのセレクション。それらにうまくマリアージュできるよう新作の買い付けをしているわけですから、新鮮な何かを感じて頂けると幸いです。
飽き足りたブランドもちょっと視点を変えると面白いものです。


もちろん足元はGucciのドライビングシューズで。
私物が調子良かったので1足入れました。ヌラヌラの新品6 1/2。
若干ゆったりめなので25-25.5cmあたりの方でしょうか。
GucciとバレないGucci。Gucciを証明するものはタッセルについたバンブーと革の質感のみ。しかもドライビングシューズを普段履きするナンセンスさ。
革靴サイズでバツバツに。小足に見えるくらいがオススメです。
是非に。


Sasako / Godard director 
info@godard-ltd.com

Hasegawa Bldg. 2F
1-37-4 Yoyogi
Shibuya-ku Tokyo

15:00-21:00

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