太っちょという名の細い人






19世紀後半に始まった日本の洋装は、日本人の精緻な手仕事の技量に、東西折衷文化の歴史が育んだ独自の美意識が加わった結果、ついに世界から高く評価される水準にまで達したのだ。現在その筆頭に立つテーラーが「サルトリア チッチオ」である。

ハウススタイルは比較的広めのラペルに低めのゴージラインがリラックスした雰囲気を醸し出している。襟足から首に吸い付くような滑らかなショルダーラインは正確な職人技によるものだ。肩パッドを使わず、すっきりとナチュラルな袖山、ビスポークの仕立てによくみられるノーベントを用いている。南青山のTIE YOUR TIE内に工房を構えていたこともあり、フランコ ミヌッチのハウススタイルとの共通点も多く、エレガンスの"終着点"は同じなように思える。

海外では、日本の職人は“完璧性”を追求していると言われている。これに対し、ナポリタンスタイルの巨匠たち、レナート チャルディやアントニオ パニコが追求していると語ったのは“不完全の美”である。

チッチオが自らのスーツで表現しているのはナポリタンスタイルをベースに、この相反する美学が融合した独自のスタイル。これが海外で高い評価を受けている理由のひとつだろう。


Sartoria Ciccio 上木氏






本題はこちら
"Ciccio per Godard Haberdashery" がスタート




Ciccioが既製トラウザーズを作っていたのはご存知だろうか。





2プリーツで深めの股上、ややテーパードの効いた裾
1型のみで、無駄は微塵もない。


現在、Ciccioのアトリエでの販売は終了し、入手できるにはフィレンツェのTIE YOUR TIEと弊社のみというスペシャル感付き。

per Godard Haberdasheryといってもあくまで形はそのまま、上木氏のスタイルに則り、通年用ウールのグレー、フランネルのグレー、コットンのベージュといったEVER GREENなカラーだけに振り切ったラインナップとなる。

サイズ展開は42〜54と幅広い。



今回はウールフランネルのミディアムグレーとダークグレー、コットンのベージュとライトベージュをリリースした。(これを書いている8/23朝の時点での在庫がだいぶアレなので、ぜひ1度メールで問い合わせを..)



"中庸"をCiccio、"趣味"をRotaやlacquer&C.に求め、いつ訪れるかわからない"終着点"というものに向かって少しずつトラウザーズを揃えていこう。



2-2-3 Shibuya, Shibuya, Tokyo 
info@godard-ltd.com






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